地球規模の環境変動のもと、瀬戸内海に位置する香川県土庄町・豊島も大きく変化している。本セミ
ナーは、50年という時間スケールを念頭に置きながら、過去・現在・未来の豊島の変化に関する諸研究
を交流する。豊島を学問することは、現在の地球とアジアに起こっている変化の本質を理解するうえで
の扇の要となりうるのではないだろうか。この観点から、”Altered Earth in Asia”をテーマに2025年
11月に開催されるアジア環境史協会(AAEH: Asian Association for Environmental History)の二年
に一度の国際大会のメインイベントを豊島において開催する予定である。本セミナーでは、この計画の
意義と可能性についても検討を深めたい。
特に今回は、豊島の水環境、豊島の住環境、豊島の植生とその変化、豊島の気候変動予測、そして知
の継承と飛躍を課題に社会制度と教育制度の持続性を考える参加者たちが取り組み始めている「豊島
学」の成果を持ち寄って交流するとともに、AAEHの国際大会(AAEH2025)の開催のありようについて
もこの機会に議論を深める。
場所:香川大学幸町北2号館2F ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)+Zoomによる遠隔参加
日程:5月5日(祝) 14:00-17:00
第1部:豊島の現在・過去・未来 (14:00-15:00)
石井亨氏(土庄町町議会議員)の講演とディスカッション
第2部:豊島学の展開 (15:00-16:00)
豊島の水環境、豊島の住環境、豊島の植生とその変化、豊島の気候変動予測、環境史の社会・教育制度論などの各テーマでの研究交流をする。
第3部:総合討論「50年後の豊島のために」 (16:00-17:00)
遠隔参加申し込みは以下のリンクまたはQRコードからお願いします。
https://forms.office.com/r/2yei7MTbuf
なお本セミナーは、HAELE-11 (第11回環境経済史研究会)およびGCS49 (第49回ジオコミュニケーションセミナー)として開催されます。
また、科研B(20H01523)/同(23H01661); JSPS Core-to-Core Program; JSPS/MESS Bilateral Program; 香川大学学長戦略経費「讃岐・瀬戸内発の水・物質循環デザイン研究の国際拠点形成」; 香川大学学長戦略経費「SDGs推進人材育成プロジェクト」の支援を受けています。