HAELE-13

次回のHAELE-13は、2024年11月11日に、香川大学ICEDSルームにて、Zoomハイフレックスで開催する予定です。ユルゲン・ハーバーマスに関するワークショップ(読書会)です。東京大学大学院総合文化研究科の速水淑子准教授にご論文「J. ハーバーマスにおける世界社会の立憲化構想ー人権・デモクラシー・連帯ー」(European Studies, Vol.23, 2024, 43-58)についてのご講演をお願いしております。

[5/5開催]セミナー「50年後の豊島を考える」(HAELE-11)

地球規模の環境変動のもと、瀬戸内海に位置する香川県土庄町・豊島も大きく変化している。本セミナーは、50年という時間スケールを念頭に置きながら、過去・現在・未来の豊島の変化に関する諸研究を交流する。豊島を学問することは、現在の地球とアジアに起こっている変化の本質を理解するうえでの扇の要となりうるのではないだろうか。この観点から、”Altered Earth in Asia”をテーマに2025年11月に開催されるアジア環境史協会(AAEH: Asian Association for Environmental History)の二年に一度の国際大会のメインイベントを豊島において開催する予定である。本セミナーでは、この計画の意義と可能性についても検討を深めたい。 特に今回は、豊島の水環境、豊島の住環境、豊島の植生とその変化、豊島の気候変動予測、そして知の継承と飛躍を課題に社会制度と教育制度の持続性を考える参加者たちが取り組み始めている「豊島学」の成果を持ち寄って交流するとともに、AAEHの国際大会(AAEH2025)の開催のありようについてもこの機会に議論を深める。 場所:香川大学幸町北2号館2F ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)+Zoomによる遠隔参加日程:5月5日(祝) 14:00-17:00第1部:豊島の現在・過去・未来 (14:00-15:00)  石井亨氏(土庄町町議会議員)の講演とディスカッション第2部:豊島学の展開 (15:00-16:00)  豊島の水環境、豊島の住環境、豊島の植生とその変化、豊島の気候変動予測、環境史の社会・教育制度論などの各テーマでの研究交流をする。第3部:総合討論「50年後の豊島のために」 (16:00-17:00) 遠隔参加申し込みは以下のリンクまたはQRコードからお願いします。 https://forms.office.com/r/2yei7MTbuf なお本セミナーは、HAELE-11 (第11回環境経済史研究会)およびGCS49 (第49回ジオコミュニケーションセミナー)として開催されます。また、科研B(20H01523)/同(23H01661); JSPS Core-to-Core Program; JSPS/MESS Bilateral Program; 香川大学学長戦略経費「讃岐・瀬戸内発の水・物質循環デザイン研究の国際拠点形成」; 香川大学学長戦略経費「SDGs推進人材育成プロジェクト」の支援を受けています。

HAELE-10

We are thinking of producing an Asian edition of Altered Earth: Getting the Anthropocene Right, edited by Julia Adeney Thomas, tentatively titled Altered Earth in Asia.  HAELE will build on the past workshops to make use of the network of the newly expanded Asian Association of Environmental History (AAEH) to take the first step in this compilation… Continue reading HAELE-10

HAELE-9

みなさま 急に寒くなってきておりますが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。 今月、11月11日にHAELE-9を開催致します。どうぞ奮ってご参加ください。 今回は、関西学院大学の高島正憲さんにご講演をお願いしております。ご存知のように、同氏は『経済成長の日本史:古代から近世の超長期GDP推計 730-1874』(名古屋大学出版会、2018年)で、第61回日経・経済図書文化賞を受賞されております。 今回は、「前近代賃金史研究の現在:『賃金の日本史』を執筆して」と題してお話をして頂きます。本年9月に『賃金の日本史:仕事と暮らしの1500年』(吉川弘文館)を上梓されたばかりです。どうぞご期待ください。 ハイフレックスでの開催になります。Zoomの案内はまた改めてさせて頂きます。まずは下記のFormsに参加・不参加のご回答を頂けますと助かります。 日時:2023年11月11日、午後2時から4時 場所:香川大学ICEDSルーム(Zoomによるハイフレックス開催) 村山

HAELE 第5回読書会(9月10日:午前10-12時)

みなさま 連絡が遅くなりました。今回は特に対象作品の推薦等がありませんでしたので、私の方で材料を用意することにしました。この会は発足時点で、マルクス・ウェーバーに学ぶと掲げています。いわば19世紀の見直しなのですが、ますます近現代へと議論が集中する中、先日は会員の高島正憲さんの『賃金の日本史:仕事と暮らしの1500年』(吉川弘文館、2023年8月)が出版されました。また近く取り上げられればと思います。 ところで、今回は、ウェーバーの職業倫理に関わる議論は、宗教改革史やその後の信条の時代の歴史研究ではほぼ隅に追いやれています。それには理由があると思います。現在、先日の韓国でのEAEH 2023において、東アジア環境史協会は、アジア環境史協会に再編されることが決まりました。私が僭越ながらその学会長を引き受けています。本格的にイスラーム圏も視野に入れた学会となります。色々な準備に追われていますが、改めて、宗教を考えてみたいと思います。 添付しますので、ハインツ・シリングという信条の時代(16世紀中葉から30年戦争まで)の著名な研究者による大部の一般向けのルターの伝記の翻訳・書評の最初の部分です[GCNL14]。728頁にも及ぶ大著は日本では翻訳出版の引き受け手はなく、ボツボツ書き溜めていこうと思っていましたが、なかなか先に進んでおりません。時々、HAELEの読書会で取り上げさせて頂こうと思っています。 どうぞ奮ってご参加頂ければ幸いです。また、今後の読書会のあり方に関するご提案も大歓迎です。では、今後ともどうかよろしくお願い致します。 村山

HAELE-8

次回は「労働」を考える夏のHAELEです。立教大学教授・島西智輝さんに近著に関するご講演をお願いしています。8月8日午後2時から4時です。詳しい内容はリーフレット[HAELE-8]をご覧ください。

HAELE-7

次回の環境経済史研究会は、香川大学ICEDSの水関係のプロジェクトの紹介並びにHAELEの今後についての議論をする場としたいと思います。日時は、2023年5月5日、午後2時から5時です。

HAELE-6

みなさま 次回の定例会議 HAELE-6 は、Zoomのオンライン・ハイブリッドで、ヘーゲルの会です。 瀧澤弘和氏のご尽力で、『現代経済学のヘーゲル的展開:社会科学の制度論的基礎』( NTT出版、2017年)の著者のお一人であるカーステン・ヘルマン=ピラート氏のお話をお伺いすることができます。瀧澤氏は同書の訳者のお一人です。 なお、原書は2014年の出版になりますので、下記のご講演タイトルで、特にpropertyに関して、その後の新たな展開をもお聞きし、議論ができればと思います。 “A neo-Hegelian approach to economic institutions” 日程は下記の通りです。Zoomならびに参加登録の案内は改めてさせて頂きます。 日時:2023年2月2日、午後4時から6時 ヘルマン=ピラート氏には、ドイツ時間の朝8時からご講演をお願いする予定です。どうぞご期待ください。 打ち続くウクライナ危機がさらにユーラシア危機へと展開する可能性もある現状において、中国研究者である同氏から、お話をお伺いできる良い機会になると思います。どうぞ奮ってご参加ください。 村山

HAELE 第2回読書会

今回は、坂口慶治「京都市近郊山地における廃村化の機構と要因」『人文地理』27-6(1975) 、1-32頁を取り上げます。坂口氏は、後に本論文をさらに展開され、丹後地方を中心としたご研究をまとめられた近著があります。坂口慶治『廃村の研究ー山地集落消滅の機構と要因ー』海青社、2022年です。その出発点となる論文を今回は検討したいと思います。 通常、この読書会は執筆者にご登壇をお願いするを取っているのですが、今回は、概要については村山が、そして、同地の地方史に詳しい中村治くんに、彼独自の議論である若狭街道の話をしてもらう予定です。若狭湾と「京」を繋ぐ話です。 三つのPDFファイルを添付します(このメッセージには添付しておりません)。 1. 坂口慶治「京都市近郊山地における廃村化の機構と要因」『人文地理』27-6(1975) 、1-32頁のPDFファイル。 2. 今里悟之「書評:坂口慶治『廃村の研究ー山地集落消滅の機構と要因ー』海青社、2022年」『人文地理』74-3(2022)、358-9頁のPDFファイル。 3. 坂口慶治氏の略歴と廃村研究に関するPDFファイル。 1.の坂口慶治氏の論文について、特に下記の二箇所を参照して頂ければと思います。 1. C. 集落の交通的位置、同論文、7-8頁:中村くんの報告と関連します。 2. (2) 通学区に関する問題、同論文、606-7頁:地域の発展・衰退に関して教育問題を取り上げている貴重な議論だと思います。その他、今ではほとんど知ることのできない1970年代のフィールドワークから得られた知見が満載であり、とりわけ歴史資料として希少価値があると考えています。 では、みなさんのお時間の許す限り、奮ってご参加頂ければ幸いです。近くになりましたら、Zoomのご案内を致します。 村山 追伸:読書会で取り上げる題材について、みなさまのご提案を期待しております。よろしくお願い致します。

HAELE-5

2022年11月11日、午後2時から4時にかけて開催したHAELE-5[HAELE-5]は無事終了しました。次回のHAELE-6は、来年、2023年2月2日に開催する予定です。