関係者各位 東京大学の竹本太郎さんのご尽力でメーリングリストを立ち上げました。また、以下のような案内を差し上げています。現在登録されている方々に配信しています。 なお、ワークショップについては、しばらくはクローズドな話し合いの場として続けて行きたいと思っています。もし出席を希望される場合は発起人のどなたかにご連絡をお願いします。 村山 ************************************************ 各位 すでにご存知の通り、2009年の第一回世界環境史会議@コペンハーゲンの開催をきっかけに、東アジア環境史協会(AEAEH)が台湾の劉翠溶氏を中心に設立されました。 これに対して、日本側の研究者がどのように関わっていくか、組織のあり方をどうするのかについては、しばらく検討課題とされてきましたが、このたび環境史に関心のある国内研究者の方々の集いのきっかけを作るべく、下記のように、①ワークショップの開催、②メーリングリストの開設、を行うことになりましたので、前向きにご検討頂ければ幸いです。 なお、本メールはAEAEH-Jメンバーおよび関係者に送信しておりますが、ワークショップ会場が狭いため、転送はご遠慮ください。 発起人 村山聡(香川大学) 古井戸宏通(東京大学) 藤原辰史(東京大学) 福田恵(東京農工大学) 戸石七生(東京大学) 竹本太郎(東京大学) ① 「第一回環境史研究会ワークショップ(仮)」の開催 場所 東京大学農学部1号館309-1にて 時間 2010年4月24日(土) 14:00-18:00 発表内容 村山聡「近世天草漁師町・湊町崎津の比較史料学的環境史研究」(仮) 戸石七生・竹本太郎・福田恵「森林史へのアプローチ」(仮) *ほかに討論者2名を依頼する予定 ② 「環境史研究会メーリングリスト(仮)」の開設 ヤフーのグループ機能(yahoogroups)に「environmental-history@yahoogroups.jp」として設定済みです。登録を希望する方は担当の竹本太郎(take@fr.a.u-tokyo.ac.jp)まで「環境史研究会メーリングリスト登録希望」とメールしてください。「直接参加」により登録を行います(「招待」ではないので竹本が登録手続きをした時点でグループのメンバーに登録されます)。 以上、よろしくお願いします。
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グローバル社会の地域研究を考える
香川大学インターナショナルオフィスでは、2010年2月9日から16日にかけて、オフィスウィークと称して、様々なイベントを開催します。その中で環境史にも関連するフォーラムの紹介をします。2月15日月曜日の午後2時から6時にかけて、仏教圏、ヒンドゥ教圏、イスラーム教圏の比較研究そして特に開発途上国を襲っている急激なグローバル化現象において、めまぐるしい変遷が見られるブータン、ネパール、バングラデシュの現状を理解し、そして、イスラーム歴史社会研究、人類学研究、開発学研究、流通地理学研究など様々な研究視角から、どのような地域研究が今後可能なのかを議論します。このフォーラムのプログラムは以下の通りです。 日時:2010年2月15日 午後2時から6時 場所:香川大学教育学部第3会議室 報告: ブータン開発学研究の立場から 大阪大学 上田晶子 ネパール人類学研究の立場から 立命館大学 渡辺和之 シリア歴史学研究の立場から 東北大学 大河原知樹 ディスカッサント: 流通地理学の立場から 宮城学院女子大学 土屋 純 バングラデシュでの地域活動の立場から グラム・バングラ S. I. カーン
新規メンバーズリストの作成
関係者各位 AEAEHへのメンバー登録をかなり以前から希望されていた方々にはリストの作成がすっかり遅くなり申し訳ありませんでした。台湾中央研究院のリュー先生にようやく新加入の方々のリストをお送りしました。近くAEAEHのホームページで公開されると思います。 村山記
生物学が語る「自然」のポリティックス
日本科学史学会生物学史分科会シンポジウム 生物学が語る「自然」のポリティックス Politics of Biological Discourses on “Nature” [趣旨] この10年ほどで自然保護のあり方は大きく変わりました。かつて自然保護といえば、人の手が入っていない自然を開発から守ることでした。でも近年では、文化・社会と深く結びついた「自然」が保護の対象とされつつあります。たとえば現在、日本政府は2010年に名古屋で開催されるCOP10に向けて「SATOYAMAイニシアティブ」をすすめています。そこでは生物学者たちが積極的に発言し、日本文化がつくってきたとされる「里山」をめぐる議論に大きな影響を与えてきました。しかし歴史的にみれば、このような生物学者による文化・社会と結びついた「自然」の語りは、決して新しいものではありません。では、過去の生物学者の 「自然」をめぐる語りは、同時代においてどのような政治的な役割をもっていたのでしょうか。このシンポジウムでは、20世紀前半の生物学者・農学者の「自然」をめぐる語りを検討し、生物学史が現在の自然保護に示唆するところを探りたいと思います。今回のシンポジウムでは科学史以外の分野で「自然」をめぐる歴史研究をすすめている演者の方をお招きし、コメントも歴史的視点と環境倫理の観点の双方からお願いしています。 日時:2009年12月13日(日)午後2時~5時 会場:東京大学先端研駒場リサーチキャンパス4号館2階講堂 (アクセス:http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/) [プログラム] ナチス農学の自然観――コンラート・マイヤーを手がかりに 藤原辰史(東京大学・農業史) 日本植民地主義と自然-アジア・太平洋戦争期の緑化運動- 中島弘二(金沢大学・地理学) 狩猟と動物学の近代――1930年代日本における「伝統」の創造 瀬戸口明久(大阪市立大学・科学史) コメント 坂野徹(日本大学) 篠田真理子(恵泉女学園大学) 鬼頭秀一(東京大学) (司会:篠田真理子・瀬戸口明久)
お世話になります
テストがてら宣伝です。 http://de.scientificcommons.org/50062502 ↑ドイツのサイトで日本語が完璧に表示されているのに感激しました。 http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/16676 http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~afuru/deveze.htm http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~afuru/g_booklist.htm
学校林をめぐるむら(共同関係)の軌跡(竹本太郎)
日本科学史学会生物学史分科会の月例会が下記の日程で開催されます。日本科学史学会生物学史分科会のホームページからの転載です。(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/frame_j.htm) 日時:10月24日(土) 午後3:00~5:30 場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室(※京王井の頭線「駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案内板があります。) http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html 発表者:竹本太郎氏(東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任助教) 演題:学校林をめぐるむら(共同関係)の軌跡:「公共林野」と歴史的アプローチに触れて 内容紹介: 過疎による小学校の統廃合、森林の荒廃など、農山村における喫緊の課題は数多くあります。そのような現状のなかで、「むら(共同関係)」が守り続けてきた 「学校林」という特殊な森林のことはほとんど知られていません。 明治期に近代学校制度を整える際に「むら(共同関係)」の林野を小学校の校舎建築や財政補助のために特別に確保した森林が「学校林」です。その後、「学校林」は、戦時期には愛国心昂揚のための造林地として国家に利用され、戦後期には国土復興のための緑化運動の中心になっていきます。 本発表では、「学校林」をめぐる「むら(共同関係)」の軌跡を追いつつ、(1)「地域住民の公共の福祉」に利用される森林「公共林野」の意味、(2)林政 学における歴史的アプローチの意味、について議論できたらと思います。 参考:竹本太郎『学校林の研究』(農山漁村文化協会、2009年)ほか。(http://www.ruralnet.or.jp/n_lib/book/wadai/2009/03wadai0908-1.html ;本書のもとになった論文がダウンロード可能だそうです。)
今後の展開について
東アジア環境史協会のホームページでは個人の氏名と専門分野ならびに所属が公開され、また、ワンクリックでメイルを送ることができるようになっています。単純にコピー・ペーストができるようにはなっていませんが、公開していいかどうか、登録されているメンバーのみなさんに聞いてみる必要があります。基本は、今年の8月にコペンハーゲンで開催された第1回国際環境史学会の参加者からこのリストを作成しました。その後、日本向けの趣意書を作成して学会等の機会を利用してこの組織の趣旨に賛同して頂ける方々を募ってきました。今後は、さらに関係学会等への連絡を通じで広く参画希望者を募って行く予定です。なお、趣意書については、私のホームページ(http://rfweb.ed.kagawa-u.ac.jp/project/wiki/muras/wiki.cgi)からダウンロードできます。鬼頭先生との連名で公表させて頂いていますが、鬼頭先生に原案を作成して頂きました。私のホームページの左側のリスト欄からAEAEHを探して頂ければと思います。
AEAEH-Jのメンバー登録による投稿が可能となりました
徐々に話を進めているAEAEH-Jですが、これまで、8月29日と10月17日の2回にわたって、今後の研究会のあり方について検討をしてきました。東アジア環境史協会(=AEAEH)の公式ホームページ(http://www.aeaeh.org/index.htm)が立ち上がりましたので、日本の環境史関係者間での情報交換を容易にするためのブログ的なホームページを立ち上げることにしました。投稿して頂くためには登録が必要になります。環境史研究に関わる研究会の案内やその他意見交換の場としたいと思います。
管理者からのごあいさつ
このページを技術面において管理することになります、寺尾です。 できるだけプロジェクト参加の皆さんが扱いやすいように運営を進めて参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 このサイトは基本的には対外的にプロジェクトとして発信をしたい情報を中心に載せていくことを目指しています。 もう一つ別のサイトで、プロジェクトのより内的な仕事をそのまま反映したようなタイプのページを運営する予定です。 こちらはメンバーだけに見られるものになる可能性が高いです。 相互にデータを export → import することは簡単にできます。 少し使い分けを意識していただくと良いかもしれません。 利用される際には blog 的に、記事を書きためていく形で利用するのが一番です。 このページに利用しているツールが WordPress という blog をベースにして発展してきたアプリケーションだからです。 普通のページを作成する機能もあるのですが、どちらかというと 「書きためていったあとで、いくらか整形しながらページにまとめる」 というスタンスの方が利用しやすいと思います。 ともかく得られた情報や考えたアイデア、取り組みの結果、遠隔教育に関連するコンテンツなどを、公開したいものに関してはぽんぽんと載せていって頂ければ良いと思います。 公開できないものについては、記事を非公開のままにする指定も可能です。 ある程度たまってきたところでタグやカテゴリーの機能も援用しながら、まとまった形のものに整理していくのが良いと思います。 プロジェクトの円滑な発展と、情報の発信による社会に対する貢献を実現する上で最適なツールだと確信しております。楽しくご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。 利用に際しての要望など大歓迎です。遠慮なく私までお寄せください。 なお、このページの内容に関する管理は香川大学の村山聡(http://rfweb.ed.kagawa-u.ac.jp/project/wiki/muras/wiki.cgi)がしています。