HAELE 第2回読書会

今回は、坂口慶治「京都市近郊山地における廃村化の機構と要因」『人文地理』27-6(1975) 、1-32頁を取り上げます。坂口氏は、後に本論文をさらに展開され、丹後地方を中心としたご研究をまとめられた近著があります。坂口慶治『廃村の研究ー山地集落消滅の機構と要因ー』海青社、2022年です。その出発点となる論文を今回は検討したいと思います。

通常、この読書会は執筆者にご登壇をお願いするを取っているのですが、今回は、概要については村山が、そして、同地の地方史に詳しい中村治くんに、彼独自の議論である若狭街道の話をしてもらう予定です。若狭湾と「京」を繋ぐ話です。

三つのPDFファイルを添付します(このメッセージには添付しておりません)。
1. 坂口慶治「京都市近郊山地における廃村化の機構と要因」『人文地理』27-6(1975) 、1-32頁のPDFファイル。
2. 今里悟之「書評:坂口慶治『廃村の研究ー山地集落消滅の機構と要因ー』海青社、2022年」『人文地理』74-3(2022)、358-9頁のPDFファイル。
3. 坂口慶治氏の略歴と廃村研究に関するPDFファイル。

1.の坂口慶治氏の論文について、特に下記の二箇所を参照して頂ければと思います。
1. C. 集落の交通的位置、同論文、7-8頁:中村くんの報告と関連します。
2. (2) 通学区に関する問題、同論文、606-7頁:地域の発展・衰退に関して教育問題を取り上げている貴重な議論だと思います。その他、今ではほとんど知ることのできない1970年代のフィールドワークから得られた知見が満載であり、とりわけ歴史資料として希少価値があると考えています。

では、みなさんのお時間の許す限り、奮ってご参加頂ければ幸いです。近くになりましたら、Zoomのご案内を致します。

村山

追伸:読書会で取り上げる題材について、みなさまのご提案を期待しております。よろしくお願い致します。

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