日本化学会中国四国支部では1993年(平成5年)から毎年、中国四国支部の各都市で化学展を実施しています。香川県では 2011 年に初めて開催し、以後、地域の方々のご協力を得て毎年8月に開催してまいりました。 COVID-19の影響で、3年間学外施設での実施は延期して参りましたが、本年度は、昨年度に引き続きサンポート高松展示場並びに市民ギャラリー会場にて実施する運びとなりました。本行事を開催するにあたり、ご支援いただいた全ての皆様に心より感謝申し上げます。
イラストにある香川出身の天才発明家 平賀源内は、エレキテルの実験だけでなく、芒硝(硫酸ナトリウム)や石綿を採取したり、金、銀、銅山の開発を手がけたりなど化学に関する業績も多数残しています。そこで、香川県では 2011 年の開催時より、「化学」だけでなく、広く科学(サイエンス)に関わる内容も展示・実演してきました。
本年度もサイエンスへの素朴な疑問や好奇心を感動につなぐ機会を提供できるよう、またサイエンスを通してよりよい社会について考える一助として頂けるよう、いろいろなプログラムを用意しました。夏休みのひととき、皆様お誘い合わせのうえ、どうぞお越しください。関係者一同心よりお待ち申し上げております。

夢化学21 in Kagawa 実行委員代表

香川大学教育学部 高木由美子