アジアモンスーンプロセスの研究に関する10年間の課題

2019年9月2~5日に、名古屋大学宇宙地球環境研究所のご協力のもと、「アジアモンスーンプロセスの研究に関する10年間の課題」の国際ワークショップを名古屋で開催しました。

本ワークショップを通して、今後10年間の水文気候科学における主要課題について議論・特定し、AsiaPEX(Asian Precipitation Experiment)プロジェクトの科学計画を立てる機会を得ることができました。AsiaPEXは、プロスペクティブなRHP(Regional Hydroclimatological Project)として、GEWEXによる援助のもとに新しく設立されました。本ワークショップでは、「気候予測」と「アジアモンスーンシステムの季節内から季節(S2S)予測」という2つの研究分野に焦点を当てました。

これらの研究分野には、冬を含むすべての季節におけるアジアモンスーンシステムの可変性および変化と、モンスーン気候の影響下にあるすべてのアジア諸国が含まれています。AsiaPEX科学計画の草案は、アジアモンスーンのプロセス研究における主要課題を反映するために準備中です。

アジア地域の降水研究における10年間の課題に関するレビュー論文を計画し、本ワークショップは終了しました。

日時と会場

  • 日時:2019年9月2~5日
  • 会場:名古屋大学宇宙地球環境研究所 研究所共同館Ⅱ 409教室

資料