[11/21開催] 人新世におけるSDGs:ガンディー研究の観点から(「SDGsを学問する」講演会2024)
現在、世界規模で SDGs をキーワードとした活動が大々的に展開されています。人間社会と自然環境の持続可能性に危険信号がともっている現実に対して、国連という場で課題が共有されたことの意義は大きいものです。一方、SDGsについては、私たちが前提とする〈ものの見方〉を再検討することなしに、小手先のアクションで「やった気になる」活動のあり方に対して、批判も出されています 。
では、既存の〈ものの見方〉を改めて検討し、そして行動するには何が必要なのでしょうか。今回の講演会では、「身の丈の経済論―ガンディー思想とその系譜」を著して「コンヴィヴィアルな関係性」をキーワードにした新たな倫理とそれに基づく経済の在り方を世に問うた、本学法学部の石井一也氏をお招きします。そして、インド・ガンディーの思想が持続可能な社会を模索する今日の世界にどのような有効性を持っているかを検討します。
タイトル:「SDGsを学問する」講演会2024
人新世におけるSDGs:ガンディー研究の観点から
日時:11月21日(木) 16:20-17:50
会場:幸町北525教室(5号館2階)
講演:石井一也氏(香川大学法学部教授)
主催:全学共通科目「SDGs学入門」・香川大学SDGs教育プロジェクト・香川大学ICEDS
・参加には登録が必要です(「SDGs学入門」受講生以外)。下記URLより登録をお願いします。
・zoomによるオンライン配信を行います。11月21日12:00までに下記URLより参加登録を行うと、ミーティングIDとパスコードがメールで通知されます。
参加登録用URL:https://forms.office.com/r/pW9e0p5E54
※ご不明の点等は、
terao.toru@kagawa-u.ac.jpまでお問い合わせください。
<石井一也氏プロフィール>
1964年、東京都生まれ。1988年、早稲田大学政治経済学部卒業。1991年、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。1997年、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。香川大学法学部講師、助教授、スタンフォード大学経済学部客員研究員などを経て、2008年より香川大学法学部教授。博士(経済学)。主な業績として、共著に、本山美彦編著『開発論のフロンティア』(同文舘出版、1995年)、八木紀一郎編『経済思想11 非西欧圏の経済学――土着・伝統的経済思想とその変容』第11巻(日本経済評論社、2007年)、監訳として、アジット・K.ダースグプタ著『ガンディーの経済学――倫理の復権を目指して』(作品社、2010年)ほか。