8月19日、香川大学幸町北キャンパスと香南町の香東川周辺地域において、夕凪を調べるためのパイロットバルーン観測を行いました。 香川大学の学生からは、大学院生1名、学部生2名が参加しました。

夕凪とは、昼間に吹く海風と夜間に吹く陸風が交替する夕方に、風が止むことをいいます。 高松平野の夕凪は全国的に見ても顕著であり、地球温暖化に伴う夜の暑熱環境の深刻化との関係でも着目されるため、香川大学としても研究を実施してきました。

空港に設置された気象庁アメダス香南では、夜間に比較的強い山風が観測されていることがわかっています。 今回の観測は、空港から13.5kmほど北に離れた香川大学付近においてどのような上空の風があるか、海陸風はどの程度の鉛直厚さをもっているかを観測する目的で実施しました。

観測の様子