7月13日(木)に開催したシンポジウム「脱炭素イノベーション:香川からの提言」では開催に際して、脱炭素に関する2つのアンケート(①「脱炭素は可能か? あなたの意見・異見を聞かせてください」②「香川をもっと元気にする脱炭素 あなたのアイデア・提言」)を実施しました。それぞれ300件を大きくうわまわる回答が集まり、皆さまの貴重な考えを知ることができました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

さまざまな視点からの興味深い意見や、自身の経験を踏まえた貴重な意見などが多くありましたが、ここでは全体的な傾向といくつかの回答をピックアップしてご紹介いたします。

①「脱炭素は可能か? あなたの意見・異見を聞かせてください」

「脱炭素は可能か?」という問いへの回答は「可能/不可能」が割れていたものの、全体的な傾向としては、”CO2排出量「実質ゼロ」なら、時間をかければ可能。現状でも取り組みは進んでいるものの、課題は多い”という意見が多かったです。

課題に関しては、新しい技術/取り組みへのコスト、国民の意識改革、既存のモノと脱炭素を目指したモノとの折り合い、(再生可能エネルギーの普及等における)日本の地理的な制約、国際的な協力の必要性などが挙げられました。

②「香川をもっと元気にする脱炭素 あなたのアイデア・提言」

廃棄うどんやオリーブの搾りかすの再利用、晴れの日が多いことを生かした太陽光発電など、香川の名産品や地理を生かしたものが多かったです。その中でも自動車の利用を抑えるようにするアイデア(例:徒歩や自転車、公共交通機関を意識的に利用する。または利用促進のためのイベントを開催する等)がやや多い印象でした。

自身のアルバイト経験や、大学進学をきっかけに香川に来た学生の視点などもあり、貴重な意見を知る機会となりました。アイデアの内容はさまざまで、県を挙げて取り組むべきものから、個人レベルで気軽に取り組めるものまで、多岐にわたりました。皆さまの「香川をもっと元気にしよう」という思いが伝わるアンケートとなりました。